ブリーダー、里親を探しているたくさんの保護犬、いくつかの選択肢の中から、我が家はペットショップからコタを迎えました。
ペットショップによる生体販売について、否定的な意見が多いのも充分わかっていました。
ですが我が家は移動手段が電車と自転車に限られており、更に生涯1匹だけ、とアラ還のママパパが決めていたので、ペットショップからのお迎えがいいのではと思ったのです。
犬種はトイプードルに決めていたので、ショップのサイトでワンちゃんの写真などを見て、電車で行かれる範囲の2店舗に家族で向かいました。
1店舗目の子は黒いお鼻で、人懐っこい男の子。
成犬になったら5kgくらいになると聞いて驚きました。
スーパーで買う5kgのお米と同じ重さなの!
今でこそ何とも思いませんが、無知だった我が家では衝撃的だったのを覚えています。
とても可愛い子でしたが、ママが2店舗目の子にもどうしても会いたいと言うので、少し遠くでしたが向かうことにしました。
そこで出会ったのがコタでした。
最初に会った子より小さくて、ふにゃ……とした印象。
お鼻が茶色い事にも気付きませんでした。
ただ、ただ、キュンと胸がときめいたのです。
前足を上げてぴょんぴょんと甘えてくる仕草にノックアウト。
今までの人生で犬に触れた事すらなかったパパですら、ここに来てコタを膝の上に乗せて身体を優しく撫でていました。
私たちは家族としてコタを迎い入れることにしました。
これが我が家の末っ子長男コタとの出会いです。
その後お迎えの準備に家中がバタバタしたのは、また別のお話。
ちなみにママは少しの間、1店舗目のワンちゃんが心配でお店のサイトを覗いていました。
ある日「ご家族決まったみたい!」とほっとした声をあげていました。
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